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クロレラ

錠剤主体から青汁素材として商機
栄養成分の再評価―― 原点回帰とも言えるキーワードがクロレラ市場再興のポイントだ。
クロレラの国内流通量は、台湾産・国産・韓国産を合算すると、500t台をキープしているが、通関統計では05年以降、輸入減が続いている。
「錠剤タイプを中心とした“天然のマルチビタミン・ミネラル素材”“緑黄色野菜の代替素材”としての市場形成が限界にきている」「1日何十粒摂取という商品設計が市場拡大のネックになっている」という見方も。


そのため、クロレラの新たな提案として、「青汁」への配合提案が注目される。天然の各種ビタミン、ミネラルを豊富に含有し、ビタミン類では、動脈硬化予防への有効性(厚労省労働科学研究)が示されている葉酸、ビタミンB6をはじめ、植物類では稀有なビタミンB12を含むことがアドバンテージになる。
クロレラは、「天然素材」「植物性」という近年のヒット商品に欠かせない条件を満たしており、これらの研
究成果は新たなマーケット創出の追い風となりそうだ。
機能性表示の市場導入を踏まえ、エビデンスが豊富なクロレラの今後の用途開拓への期待は高い。

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