70歳以上の購入、29歳未満の10倍
2013年のサプリメント支出は前年比2.7%増となり、この5 年間で最高額となったことが、総務省が1 月31日に発表した家計調査報告( 2 人以上世帯)でわかった。リーマンショックや東日本大震災は市場に打撃を与えたが、需要は回復。60歳以上が支出をさらに増やし、70歳以上の支出額は29歳未満の10倍になっている。
家計調査が集計する「健康保持用摂取品」とは、健康・栄養増進目的で用いる食品で、錠剤、カプセル、顆粒、粉末、粒、エキスなど医薬品に類似する形態のもの。健康茶や特保、バーなど一般食品形状は対象外。2 人以上世帯を対象とする2013年の「健康保持用摂取品」の支出額は1 万4,837円で、前年比は2.7%増。伸び率は前年から縮小したものの、サプリ剤型の健食は手堅く成長した。