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健康博覧会2014 注目のロコモセミナー

 健康産業におけるBtoB商談会「健康博覧会2014」(3月12日~14日:東京ビックサイト)では、毎年会期中に業界トレンドをクローズアップしたセミナーを会場内で行っている。今年注目される1つがメタボに続く新国民病ともいわれるロコモティブシンドローム(運動器症候群)を取りあげた集中セミナー3講座。
 初日の12日(水)は、高齢者運動器疾患研究所・代表理事の石橋英明氏が「“ロコモ”対策、健康関連業界はどう関わるか?」と題して講演する。本講では、ロコモの概要や、予防・改善に必要な運動のほか、栄養に関する考え方をわかりやすく説明する。国立スポーツ科学センター医学研究部の杉山ちなみ氏は、運動施設向けのロコモ対策の最新運動メニューなど、アクティブシニアの心をつかむ運動指導法を紹介する。マヒ機能回復研究所・会長の山口勝利氏は、「ロコモ対策は“おなか”から!」をテーマに、100ヶ所以上の介護施設で運動麻痺やロコモ患者に実践して改善効果がみられたサプリメント療法について講演する。
 急速に市場形成が進むロコモ対策市場。業界はもとより消費者まで認知が広がるなか、関連製品・サービスが具体的な形となり、市場の活性化につながっている。国も超高齢化を背景にロコモの予防・対策を重要視。健康長寿の延伸を達成するために必要不可欠なピースとして、多方面から支援する。さらに、国内のみならずこれから超高齢化を迎える海外先進国からも大きな注目が集まっている。

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