青森県主催「プロテオグリカンフォーラム2014」が先月21日、都内で開催され、食品・飲料メーカーら140人以上が参加した。
プロテオグリカンは、2011年に青森県が新産業振興基本戦略を策定し、産学官連携を推進。タンパク質と糖鎖が共有結合した複合糖質の一種でコラーゲンやヒアルロン酸と並ぶ動物軟骨の主成分。
保湿性に優れ、関節の円滑作用、緩衝作用のほか、細胞の増殖や分化にも直接関わることが明らかになっている。
21あおもり産業総合支援センター・プロジェクトディレクターの阿部馨氏は、「プロテオグリカン関連事業の現状と将来像」と題して講演。
無味無臭で他素材との組み合わせによる差別化に最適な新規素材として引き合いが倍々増と好調に推移している点に触れ、「プロテオグリカンの産業規模は、2012年40億円で、2020年には260億円になるものと予測される」と語った。