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「食事摂取基準」 2015年版報告書

エネルギー指標、「カロリー」から「BMI」に変更
生活習慣病の一次予防と重症化予防に重点
 厚生労働省は先月28日、国民の健康保持・増進と生活習慣病予防に向けた食事量の基準となる「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の報告書を公表した。
 対象はビタミン・ミネラル、タンパク質、脂質、炭水化物など栄養素33種類とエネルギー。新基準では亜鉛 やビタミンKなどの摂取基準値を変更。さらに抗酸化サプリメントの有効性を検証した海外研究などを盛り込んだ。
 現行の2010年版との大きな違いは、①生活習慣病の発症予防とともに、重症化予防の視点を加えた、②身長と体重から算出するBMI(体格指数)をエネルギー摂取の過不足の評価指標に加えた── の2点だ。厚労省では今年度中に「食事による栄養摂取量の基準」を告示。来年度から使用開始し、2019年度までの5年間使用される。

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