ドレッシングへの採用など、機能性タマネギの認知拡大
機能性農産物としても注目集まる
食経験が長く、機能性野菜のイメージが強いタマネギ。
これまでに抗糖尿や抗メタボに関する有用データから、生活習慣病対策の健康食品へ採用されるなど、安定した人気を誇る。
また、ここ数年のケルセチンの人気により、血流改善、循環器機能向上、アレルギー対応など抗酸化作用にクローズアップした商品設計も増加。
商品群が増えたことで、訴求ポイントもより明確化になってきている。
また、記憶障害改善機能を有する組成物(DPTS)の研究も進み、DPTSを高めたタマネギを配合したドレッシングが爆発的にヒットするなど、現在タマネギの魅力に再び熱い視線が注がれている。
サプリメントの機能性表示が先行する米国では、ケルセチンやタマネギ抽出物を素材にしたサプリメントが数多く上市されており、シリーズサプリメントの一つとして扱われている。
新たに導入される機能性表示制度においても、タマネギが持つ食経験とエビデンス、米国での表示実績などから、市場拡大の追い風になると期待する声も多い。