国内需要は旺盛、海外輸出も拡大
アンチエイジング素材の代表格に
大型美容素材として成長を続けるプラセンタ。
主流のブタ胎盤のほか、ウマ胎盤、ヒツジ胎盤といった動物性由来に加え、海洋生物由来、植物由来の原料も流通しており、剤形についてもカプセルから飲料、ゼリーまで多彩。
旺盛な国内需要に加え、ここ数年、海外向けの輸出が拡大し、日本発のサプリ素材として先行きに注目が集まる。
昨年は(公財)日本健康・栄養食品協会がプラセンタ認定健康食品の規格基準を設定。
現在9製品が登録されており、年内には20製品ほどが認められそうだ。
美容素材として定着する一方、参入メーカー各社は、美容以外の用途を開拓すべくさまざまな機能性研究に注力。
肝機能や抗酸化、毛髪、造血、抗疲労、抗うつなどの機能性研究が進んでおり、最終製品メーカーでは美容や美肌を軸足におきながらも、次なる方向性を模索している状況だ。
新たなステージに突入したプラセンタ市場の現状を追った。