低レベル放射線の健康効果に注目高まる
ラドン温泉など、古くから活用
危険・有害といったイメージを持つ人が多い放射線だが、使い方によっては人々の健康に有益な効果をもたらす。
安倍首相が健康管理に使用したことで、昨年話題となったラドンガス吸入器。また伝承的に人々の健康増進に利用されてきたラドン温泉。
こうした低レベルの放射線が人体に有益な作用をもたらすという現象を「放射線ホルミシス」と呼ぶ。
1982年に米国ミズーリ大学のトーマス・D・ラッキー博士が提唱して以降、動物実験やヒト臨床試験で様々
な有用性が、国内外で3,000を超える研究論文により実証されている。
現在は、代替医療の現場でも放射線ホルミシス療法として導入されているほか、ホルミシスル
ームを設置した健ロンを通じて、多くの人が効果を享受できる環境が揃ってきている。