新制度で脚光、世界的に認められたエビデンス
原料流通量250t、コレステ対応特保市場は220億円
新たな機能性表示制度の導入が決まったことで、抗コレステロール素材の代表格である「植物ステロール」への関心が高まっている。
医薬品や特保として認められているエビデンスの高さと、欧米で幅広い食品に用いられている実績が評価
され、サプライヤーには新制度絡みの問い合わせが寄せられている。
サプリのほか、パンや焼き菓子などとの相性も良く、新制度がこうした一般食品も対象としていることから、コレステロール低減表示が認められれば、流通量250トン前後といわれる植物ステロールのさらなる市場拡大が期待されている。
取扱各社は植物ステロールについて、「底堅い」と口をそろえる。
一方で認知度の向上が今後の課題と指摘する声もある。
新たな機能性表示制度で認められる表示については今後の議論を待つ必要があるが、植物ステロールのエビデンスの高さは折り紙つき。
抗コレステロール表示が可能になれば、植物ステロールは一気にブレイクするポテンシャルを秘めている。