東京都は1 日、インターネット上の不当表示443件に改善を指導したと発表した。健康食品では、著しい体質改善効果が得られるとする表示で、合理的な根拠がなかったことから「優良誤認のおそれ」があるとしている。
都では09年度から、景品表示法に基づくインターネット広告・表示の監視事業を継続して実施。2013年度調査では、年間2 万4000件の広告・表示をチェックし、443件(375事業者)の不当表示に対し改善を指導した。健康食品はこのうち116件(101事業者)。「即効性&体質改善にオールインサプリメント」などの表示に対し、優良誤認のおそれがあると指摘。合理的根拠を確認せずに表示していたことを問題視している。
都によると、サプリメントの不当表示で「多いのは痩身効果」(生活文化局)。「7 日間飲んで寝るだ!」「メラメラスイッチオン」「いらない脂肪は許さない」といった表示とともに、当該サプリメントを摂取するだけで簡単にやせるといった表示がみられた。都が根拠となる資料の提出を求めたところ、合理的なデータがなく、優良誤認とみなした。
健康産業オンライン
都、ネット広告443件に改善指導
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