活況のエナジードリンク市場で採用増
シニア向けロコモ対策、睡眠など機能性表示も視野に
エナジードリンク元年とも言われた昨年、国内市場におけるエナジードリンクの売上は記録的伸びを示し、若者を中心に支持された格好だが、その勢いはとどまることなく、市場に参入した企業が一斉に新商品を投入している。
こうした商品に配合されているのがアルギニンやBCAAなど。
おじさんのイメージという“栄養ドリンク剤”が“エナジードリンク”と姿を変え、マーケットが拡大している。
一方、拡大を続けるランニング人口をターゲットにしたサプリメントも好調だ。
ランニングは、ブームを超えてライフスタイルに定着したともいえる状態になっており、運動強度が増すとともに、運動中の栄養補給の重要性が認知され始めている。
BCAAをはじめ、グルタミンや、L-カルニチンなど疲労回復系素材として採用が進んでいる。
また、シニア向けロコモティブシンドローム対策として、筋肉強化・抗疲労を目的にアミノ酸への期待が集まっている。
来年から導入される新機能性表示制度を視野に入れた取り組みも出てきており、各社の提案が活発化している。