㈱ファイナール(鳥取市上味野、0857-51-8686)は先月16日、本社工場と東郷工場が食品安全マネジメントシステム認証規格である「FSSC22000」を先月30日付で取得したと発表した。
認証登録の範囲は、本社・工場が「健康茶の加工および食物粉末、乳酸菌、食品添加物を主原料とした健康食品の製造」、東郷工場が「健康茶の加工(発酵)」。FSSC22000は食品安全認証財団FFSCが開発した食品安全のための認証規格。IS O22000は食品に関するすべての分野の食品安全を対象としているのに対し、FSSC22000は食品を加工する食品工場のみを対象としている。食品安全への要求が厳しい小売業者や、海外向け輸出の商品展開を優位に進めることができるのが利点。原料の受入検査や最終商品での品質検査の強化に加え、直接原料に触れる使用資材についても、原料と同等のトレーサビリティーを行えるよう管理。原料は受入検査結果で「適」と判定されたもののみ使用する。
同社では、「認証機関により設けられた規格に遵守し、これまで以上に食品製造の安全性向上に努めていきたい」としている。