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アルビータ、アスタキサンチン培養事業に参入

㈱アルビータ(佐賀県佐賀市、03-3764-5326)は、ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンの培養事業に参入する。佐賀市に工場建設(敷地面積約6,000坪)を予定しており、来夏をメドに生産をスタートする計画だ。第一期工事の総工費は15億円強となる見通しで、初年度は年間2.8t(アスタキサンチン10%品換算)
の生産を見込む。
培養はレースウェイ型で行う。最大1,250㎡の培養プール( 5 基)と複数の小型プールを組み合わせ、太陽光とCO2でヘマトコッカス藻を培養する。プール全体をグリーンハウスで覆うことで、不純物の混入を防ぎ、生育環境を維持することができる。㈱アルビータは、資源循環事業・リサイクル事業・環境整備事業を展開する㈱シンシア(東京都品川区)と、米国で藻類培養を展開するヒリエ社の合弁会社として今年3 月に設立された。㈱シンシアでは、既存事業で発生するCO 2の有効利用を模索するなかで、生育過程でCO 2を吸収する藻類に着目。佐賀市との「バイオマス資源利活用協定」の提携を経て、アスタキサンチンの培養事業に踏み切った。
代表取締役社長松坂幸洋氏は、「アスタキサンチン事業を4 本目の柱と位置づけている。市場ニーズを見ながら、増産体制の構築についても検討していく」とする。

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