農林水産省・食品産業科学技術研究推進事業
抗ストレス素材、酸化しないオメガ3など機能性表示制度見据え研究開発開始
農林水産省が昨年から実施している提案公募型の委託事業「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」について、平成26年度の新規研究課題(全63題)が今月11日に発表された。
「ストレス軽減作用を持つ機能性食品の評価法の確立とその開発」、「酸化しないオメガ3高度不飽和脂肪酸素材の開発」など、機能性表示制度活用が見込まれる研究が採択された。
慶応大教授の水島徹氏は、「医学・薬学の見地から機能性エビデンスを確立したい」と意気込んでおり、機能性食品開発のプロトタイプ確立を目指す。
農水省では、農林水産業・食品産業の成長に向け、総予算約52億円をかけ、研究開発から実用化にいたるまでの支援に乗り出す。