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皇漢薬品研究所、タイ国立カセサート大学と調印、新素材「ムクナ粉末」供給開始

 ㈱皇漢薬品研究所( 東京都千代田区、03-3861-3843)はこのほど、新素材としてムクナ粉末の供給を開始した。ムクナは東南アジア原産のマメ科の植物。アーユルヴェーダでは、滋養強壮や疲労回復などで活用され、“天然のバイアグラ”とも呼ばれる。
 同社は6 月30日、ムクナの研究で世界的権威のタイ国立カセサート大学と調印し、同大学の原料を日本で唯一取り扱うことを許可された。ムクナには、脳内神経伝達物質のドーパミンの元になる有用成分L-ドーパが豊富に含まれている。カセサート大学では、同大学の植物研究所であるタイ・ハーバル・メディカルセンターで5 年前から、ムクナの有用性に着目し、研究を推進。何度も研究と栽培を繰り返した結果、昨年、男性機能向上や疲労回復作用、パーキンソン症・アルツハイマー予防などが期待されるL-ドーパと必須アミノ酸の含有量の高いムクナの栽培に成功。


 ムクナのようなマメ科の植物は他品種と交雑しやすいため、原料の起源が特定しづらいという問題点があるが、同社ではタイ国立カセサート大学と共同で「Mucuna Pruriens」を同定することに成功。「大学内の畑で無農薬栽培したムクナのみを使用しているため、起源の特定やトレーサビリーティーが確立できる」という。カプセルや錠剤のほか、ゼリーやコーヒー、クッキー、飴など幅広く活用できる。「大学の全面的なバックアップのもと、大学のエンブレムマークの使用許可も得ており、商品パッケージや販促物などで使用することも可能」という。

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