古代穀物、スーパーフードをキーワードに
穀物用途の拡大で回復基調
オーガニックブームや健康維持に役立つ食品としての認知が高まり、雑穀市場がじわじわと回復基調をみせている。
シリアルバーなど手軽に摂取できる商品への配合が進んだことに加え、米国ではダイエット食として“古代雑穀”や“スーパーフード”といったキーワードが注目されるなど、ここ数年雑穀を取り巻く環境が一変してきた。
その背景には、健康志向の高まりを受けた食生活の変化があり、雑穀の有用性や価値が再評価された格好だ。
機能性表示制度の導入を受け、消費者が一般食品に対しても機能性を求める傾向が強まるとの見方も。
雑穀市場は追い風を受けてさらに活況をみせると予想される。