第1 回日本サルコペニア・フレイル研究会研究発表会が先月19日、都内で開かれ約440人が聴講した。 同研究会は健康長寿の妨げになるフレイル(虚弱)やサルコペニア(加齢による筋肉の減少)などについて診断基準や介入法などを確立することを目的に発足した組織。
冒頭、世話人を代表して京都大学大学院教授の荒井秀典氏が「もともと日本老年医学会でフレイルとサルコペニアを同時に議論する場を作った方がよいと構想したのが昨年11月。今年3 月に研究会を発足し、晴れて発表会を開催する運びとなった」と経緯を紹介。さらに「サルコペニアやフレイルは、医療関係者の間でも認知度が低いのでそれを向上させるとともに、ロコモやカケキシア(慢性疾患にともなう筋萎縮)といった類似の病態についても議論をかさねていきたい。サルコペニアも診断名として認知されるように国に働きかけられればと思っている」と抱負を語った。
行政・業界ニュース
日本サルコペニア・フレイル研究会 第1 回研究発表会
行政・業界ニュース
- アジア最大の美容展「COSMOPROF2024/COSMOPACK2024」がスタート
- クロレラ・機能性植物研究会 クロレラで新知見 樹状細胞への作用メカニズムなど発表
- タイでビタフーズ展、「コラーゲン」トレンドに 40ヵ国・地域から600社出展 日本企業数は過去最多
- 23年の消費者向けEC市場、「物販」14.6兆円に拡大 経産省
- 23年度・東京都消費生活相談 健康食品の定期購入相談、18%増
- 22年「国民健康・栄養調査」 低栄養傾向の高齢者、男性12.9% 女性22%
- 消費者庁、機能性表示食品の安全確保で新規予算 厚労省、健康被害への対応強化
- 届出ガイドライン→「届出マニュアル」に
- 「機能性表示食品」制度改正 サプリ形状のGMP要件化、届出後の自己評価等
- 機能性表示改正、パブコメに107件 「GMP」「120日ルール」等で意見相次ぐ 消費者庁