第1 回日本サルコペニア・フレイル研究会研究発表会が先月19日、都内で開かれ約440人が聴講した。 同研究会は健康長寿の妨げになるフレイル(虚弱)やサルコペニア(加齢による筋肉の減少)などについて診断基準や介入法などを確立することを目的に発足した組織。
冒頭、世話人を代表して京都大学大学院教授の荒井秀典氏が「もともと日本老年医学会でフレイルとサルコペニアを同時に議論する場を作った方がよいと構想したのが昨年11月。今年3 月に研究会を発足し、晴れて発表会を開催する運びとなった」と経緯を紹介。さらに「サルコペニアやフレイルは、医療関係者の間でも認知度が低いのでそれを向上させるとともに、ロコモやカケキシア(慢性疾患にともなう筋萎縮)といった類似の病態についても議論をかさねていきたい。サルコペニアも診断名として認知されるように国に働きかけられればと思っている」と抱負を語った。
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日本サルコペニア・フレイル研究会 第1 回研究発表会
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