㈱ヤクルト本社は(東京都港区、03-3574-8960)今月、乳酸菌新居田物産発酵果汁飲料の継続摂取が、花粉症特有の症状である目のかゆみや、QOLに関わる記憶力低下、会話支障、疲労が軽減されたとして、科学雑誌「Bioscience of Microbiota, Food and Health」の電子版に掲載されたことを発表した。
試験は、スギ花粉飛散時期(2 ~ 4月)に、花粉症自覚症状を有する成人42名を対象とした飲用試験。2 群に分けて、乳酸菌発酵果汁飲料(柑橘類果汁を乳酸菌LP0132で発酵させた飲料)とプラセボを摂取させた。1 日1 本、8 週間飲用した結果、乳酸菌発酵果汁飲料を飲用したグループでは、疑似飲料を飲用したグループに比べて、花粉症に特有な症状である目のかゆみや、QOLに関わる記憶力低下、会話支障、疲労のスコアが有意に低値を示し、これらの症状が軽減された。
また、花粉症症状が現れる部位として皮膚に着目して評価し、「かゆみ症状」の経時変化を評価したところ、乳酸菌発酵果汁飲料を飲用したグループでは、目・鼻・皮膚のかゆみスコアが疑似飲料を飲用したグループに比べて有意に低値を示し、症状が軽減された。