㈱にちはら総合研究所(島根県鹿足郡、0856-74-1318)が昨秋から本格的にスタートさせた『五行サプリメント』OEM事業が、大きく動き始めた。『五行サプリメント』とは、漢方の陰陽五行説の発想をベースとし、同社が生産する津和野式冬虫夏草を主体に、国内で生産された生薬原料のみで構成されたサプリメントのOEM事業をいう。最近になって薬膳レストランからブレンド生薬をスパイスとして提供して欲しいとの引き合いや、薬膳料理を冷凍食品やレトルト食品としてOEM供給して欲しいとのニーズも高まっているとのこと。
そこで同社では、このほど、地域活性化支援や国産生薬原料の調査を担当する国産㈱、漢方系レシピ企画などを担当する㈱くるみ調剤薬局、薬膳料理等のメニュー企画などを担当する㈱neccoとの連携を発表。さらに、レシピの評価や認証を行う島根大学名誉教授・塩飽邦憲氏、国際薬膳食育学会理事長・板倉啓子氏など、漢方や薬膳、東洋医学に精通した有識者による「五行サプリメント委員会」も設置した。これら事業者がシンクタンク機能、同社は各種生薬の調達からレシピの調整、製品の製造、販路拡大、貿易等を
担当。津和野式冬虫夏草の輸出等で培った台湾とのパイプも活用し、台湾市場で展開する取り組みも本格的に開始した。
同社の佐伯潤社長は、中医学をベースに独自発展した日本固有の伝統医学「漢方」と様々な分野にまたがる関連製品を包括的に高付加価値化する日本が得意とするブランド戦略「機能ブランド」とを融合させた事業として『五行サプリメント』で中小企業庁が進める「JAPANブランド」の認定を目指す方針を明らかにした。
企業ニュース
『五行サプリメント』事業でJAPANブランド目指す
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