有機JAS認定事業をはじめ、オーガニックの普及活動に取り組むNPO法人日本オーガニックアンドナチュラルフーズ協会（東京都中央区、03-3538-1851）は、先月20日に都内で定時総会と講演会を開催した。
総会では今年度事業の取り組みなどが説明されたほか役員改選も行われ、高橋勉理事長が再任した。今後の取り組みとして高橋理事長は、「協会の発展にむけ会員の皆様と連携して活動していく。オー
ガニックの普及に尽力していきたい」と語った。

総会後の講演では、同協会の会員でもあるイオントップバリュ㈱食品H＆BC商品本部規格基準仕様管理チームの植原千之氏が、『オーガニックマーケット拡大への期待』をテーマに講演。米国では「健康」、欧州では「環境配慮」をキーワードにオーガニックが普及し、スーパーマーケットではオーガニック商材だけの売り場が一般的であること、価格も日本の一般食品並みで扱われていることなど、欧米と日本のオーガニック市場の違いを紹介。国内の流通構造など、日本市場における今後の課題についても言及した。