新表示制度に照準、「抗疲労」で届出も
主要各社準備着々、新たな成長ステップへ
機能性表示食品制度が4月1日に施行されたことを受け、コエンザイムQ10(CoQ 10 )市場では、届出の準備を進める動きが本格化している。
機能性表示では健常者による論文が複数発表されている「抗疲労」が最有力候補だ。
国内の原料流通量は15t前後で安定推移しているが、新制度への移行を契機に、ピーク時の50tの早期到達が当面の目標となる。
CoQ 10 の二大作用は「強い抗酸化作用」と「エネルギー産生促進」。
原料は「酸化型」と「還元型」の2種類があり、水分散性や吸収性を高めた水溶化原料も流通する。
2004~05年の大ブームから10年。
新制度への対応が拡大の起爆剤となり、CoQ 10 市場は新たな成長ステップに移行しつつある。