台湾を拠点とする霊芝総合メーカー・シャンホーグループは、霊芝の需要増に伴い、自社農場の拡大に着手した。
同グループは、霊芝の菌種開発、栽培から抽出・加工・製品まで一貫生産体制を敷く。現在、日本のほか、シンガポール、タイ、ミャンマーなど9ヵ国に進出。台湾南部にある自社農場(第一期温室農場・第二期温室農場)は、東京ドーム程の広さを持ち、年間生産量は約500tにおよぶ。各農場では、栄養成分のバランスの良い独自のエアパックを土壌代わりに用いて、霊芝の芽が出る前に、子実体の成長環境を維持し、温度、湿度、日射、風通しなどの条件をすべて一定にコントロールして栽培する。新農場の第三期温
室農場は、「敷地面積、生産量ともに一番大きい」としており、早ければ今夏に竣工できるという。
また機能性では、国立台湾大学生命科学院微生物及び科学研究所教授の許瑞祥氏らと共同研究を推進。霊芝生薬研究所(米国の研究所最高水準認証GLPを申請中)で、トリテルペンのどの成分が、どのガ
ンにより効果を発揮するのかなどの分析・研究を進める。国内の製品販売を手掛けるシャンホージャパン㈱(大阪市中央区、06-6252-5131)は、「新制度も状況次第では柔軟に対応する」としている。
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シャンホー、霊芝の自社農場を拡大
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