インデナジャパン㈱(東京都千代田区、03-3243-9924)は、抗炎症作用を有するクルクミン製剤「メリーバ」がアスリートの筋肉ケアに有効であることを確認したと発表した。これを受けて、スポーツ栄養分野での展開を強化していく。
研究成果は先月11~12日にロンドンで開催されたフットボール医学戦略会議で報告した。「メリーバ」はクルクミンと大豆レシチンを調製した独自素材。クルクミノイドとして、クルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミンを規格している。クルクミンは優れた機能性を有する一方、生体での吸収面で課題が指摘されていたが、同社では独自のフィトソーム技術によってこれをクリア。通常のクルクミンと比較して、吸収率が約30倍高い点が最大の特長だ。中でも抗炎症成分「デメトキシクルクミン」の吸収率は60倍以上になることを確認している。
今回、スコットランド・スターリング大学、マルタ共和国・マルタ大学が、11人の男性アスリートを対象とした試験を実施した。サイクリングを2 時間続けてもらい、血中の炎症マーカーへの影響を調査。その結果、プラセボ群と比較して、「メリーバ」摂取群の炎症マーカーが有意に減少した。これまでにもインデナでは、「メリーバ」が遅発性筋肉痛に有効であることをヒト試験で確認している。今回、男性アスリートを対象とした試験で新たな知見が得られたことを受けて、同社では、運動後の筋肉の炎症を軽減する作用が期待できるとして、スポーツ分野での提案を本格化していく。
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クルクミン製剤「メリーバ」をスポーツ分野で本格展開
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