バー、クッキー、ゼリー、グミ、キャンディ、フリーズドライ食品…
“おいしい健康”商材続々 食品・サプリの間に商機あり
より身体に良いものを取り入れたいという旺盛な消費者ニーズを背景に、健康機能を持たせた食品形態
の製品開発が活発化――。
「健康博覧会2015」では、“おいしい健康”を訴求ポイントにした多数の健康志向食品が出品され、訪れたバイヤーの関心を集めていた。
受託加工メーカー各社では、機能性素材との組み合せ提案、食品加工の技術応用、多岐にわたる食品形態の受託対応、風味・味付け・食感の向上、小ロット対応―― などを差別化に、“おいしい健康”商材の開発をサポートする。
食品形態のなかでも人気なのがゼリー製品。
スティックゼリーを中心に、スパウト付パウチゼリー、ポーションゼリー、振って飲むタイプのゼリー製品など、さまざまな製品が流通する。
製品コンセプトは、美容訴求を打ち出したものが多いが、携帯性に優れていることからスポーツのシーンに合わせたものや、高齢者向けに「メディケアフーズ」として製品開発する動きもみられる。
受託加工の現場も進化している。専用ラインを設けて対応する事業者も少なくない。
各社、「味付け」「食感(弾力性)」のほか、受託可能な容量、包装形態の種類などで差別化を図っている。