米食品医薬品局(FDA)は先月16日、マーガリンなどに含まれ摂りすぎると心筋梗塞などのリスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、3 年後までに食品への添加を全面的に禁止すると発表した。
冠動脈心疾患や毎年数千件に及ぶ心臓発作を防ぐため。FDAは2013年に規制案を提示し、その後の調査・意見募集で、食品への使用について「食用として安全とは認められない」と結論づけた。米国では2006年より、食品ラベルにトランス脂肪酸の表示を義務付けた。その結果、2003年から2012年の間に、トランス
脂肪酸の消費量はおよそ78%減少したという。
一方、冷凍ピザやポップコーンなどの加工食品にはまだ多く配合されており、今回の決定で「冠動脈疾患を減らし、致命的な心臓病を年数千件減らせる」としている。
行政・業界ニュース
米国、トランス脂肪酸の食品添加禁止へ
行政・業界ニュース
- クロレラ・機能性植物研究会 クロレラで新知見 樹状細胞への作用メカニズムなど発表
- タイでビタフーズ展、「コラーゲン」トレンドに 40ヵ国・地域から600社出展 日本企業数は過去最多
- 23年の消費者向けEC市場、「物販」14.6兆円に拡大 経産省
- 23年度・東京都消費生活相談 健康食品の定期購入相談、18%増
- 22年「国民健康・栄養調査」 低栄養傾向の高齢者、男性12.9% 女性22%
- 消費者庁、機能性表示食品の安全確保で新規予算 厚労省、健康被害への対応強化
- 届出ガイドライン→「届出マニュアル」に
- 「機能性表示食品」制度改正 サプリ形状のGMP要件化、届出後の自己評価等
- 機能性表示改正、パブコメに107件 「GMP」「120日ルール」等で意見相次ぐ 消費者庁
- 米国でキノコサプリ市場急成長 27年に6億ドルへ NBJがレポート 霊芝・ヤマブシタケ人気