高まる「安心・安全」ニーズ 殺菌技術の進化続く
異物混入問題や残留農薬、偽装表示事件を背景に、品質・安全性に対するエンドユーザーの目はいっそう厳しくなっている。
健康食品も例外ではなく、機能性表示食品制度を背景に、安全管理を強化する傾向が一層強まってお
り、原料・製品の製造過程における殺菌・滅菌加工に今まで以上に注意を払う企業が多い。
殺菌・滅菌を行う受託企業では、素材特性に応じた独自の殺菌ノウハウを蓄積することで差別化を図る。
有効成分・色・形・香りを損なわない殺菌法をアピールするほか、原料調達から殺菌、造粒までのトータル提案を進めることで、新規顧客を獲得している。
本特集では、需要高まる殺菌・滅菌技術の最前線をレポートする。