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夏場の冷え対策

“温活”人気受け、夏場も温熱商材活況
認知症・ロコモ対策にも有用性データ “健康寿命の延伸”にも温熱が寄与
健康・美容のために定期的に体を温める“温活”が人気を博す中、女性層を中心に、夏場でも温熱マットや手足浴器、腹巻き、重ね履き靴下、ショウガなどの温感食材といった、体を温める商材の売れ行きが伸びている。
冷え対策の温熱商材は、冬場を中心とした需要から夏場も売れる通年商材として、市場を拡大しつつある。
さらに近年、温熱による認知症、ロコモティブシンドロームの予防にも有効なデータや実例が出てきている。


もともと高齢者は加齢に伴う生理機能や運動機能の衰えから、平均的に体温が低い傾向にあり、リハビリや運動前に体を温めることの有用性は知られていた。
冷え研究の第一人者である全国冷え症研究所所長・山口勝利理学博士は、サプリメントと温熱療法、運動療法を組み合わせることで、ロコモティブシンドローム対策に効果的なリハビリ『ロコリハ』を開発。
自ら経営するデイケア施設をはじめ、グループの100ヵ所以上のデイケア・介護施設で実践し、高い効果を上げている。
現在は医師や介護士など専門家を交えた「マヒ機能回復研究会」を設立、講習会などを通じて『ロコリハ』の普及活動も実施している。
超高齢化社会の中、健康寿命の延伸を目的に、温熱の新たな利活用が進むことが期待される。

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