健康寿命延伸・医療費削減に期待
脂肪減少・吸収抑制、血圧低下など、「機能性表示食品」続々
いよいよスタートした機能性表示食品制度。
商品の発売もスタートし、ますます活況をみせている。
なかでも「脂肪」、「血圧」、「腸内改善」などをテーマにした届け出が相次いでおり、現在開示されている受理品目の多くがメタボ領域の機能性表示という状況だ。
すでにトクホ認定を受けている難消化性デキストリンを関与成分とした飲料での届けが目立つが、葛の花由来イソフラボンやローズヒップ由来ティリロサイド、イワシペプチドなどの新規成分も。
引き続きメタボ関連での届け出は続くとみられているが、商品のさらなるバリエーション増加に期待が高まる。
現在、国民医療費は増加の一途を辿っており、医療費削減の観点からもメタボの重症化防止、メタボ改善が最重要課題となっている。
メタボ訴求の機能性食品の登場は、産業界の活性のみならず、国の財政負担軽減・健康長寿延伸という点でも非常に重要を担っており、新制度がその切り札となるか、注目が集まる。