話題の“スーパーフード”ビジネス
昨今、“スーパーフード”を取り上げるメディアが増え、一般消費者への浸透が進んでいる。
もともとは、海外セレブなどが美容や健康目的でチアシードやココナツなど栄養価の高い食材を摂る食事法を実践し、SNSなどで情報発信したことでブームに火が付いた。
中には、世界的な需要の高まりによって、原料が確保できず、欠品状態になる素材もあるほど。
今年3月に開催された「健康博覧会2015」でも関連企業の出展が年々増加し、多数の来場が各ブースに訪れるなど、業界内でも無視できないキーワードになりつつある。
現在のスーパーフード市場は、海外産の素材が主流であることは間違いないが、国内に目を向けると、味噌や醤油、納豆などの発酵食、梅干し、抹茶など日本伝統の食材も高い栄養価からスーパーフードと呼べる。
日本食ブームもあり、海外では日本の伝統食材が注目を集めている背景もあり、“ジャパニーズ・スーパー
フード”として、国内メーカーはビジネスチャンスを広げる絶好の機会といえるだろう。