ルイボス、刀豆、ハトムギ、ゴボウの売上安定
生活習慣対策、美容・ダイエット商材に人気集中
口臭・メンタルケア商材にも注目
健康茶市場は2011年から3年連続で成長したが、昨年は増税の影響や冷夏などが響き、前年比1~3%減となった企業が多かった。
市場が微減で推移する中、ルイボス、ゴボウ、刀豆、ハトムギ、サラシア、黒豆、ドクダミ、杜仲、ショウガ、タマネギ皮、トウモロコシのひげ、ローズヒップなど生活習慣対策や美容・ダイエット訴求の商材が安定した売り上げを確保。
ノンカフェインのハーブティーなど20~40代女性の購買意欲の高さなどにも後押しされ、今年上半期は増収に転じる企業が目立った。
機能性表示食品制度への対応は限定的だが、大手企業が「目と鼻の調子を整える」との表示で届け出を行っている「べにふうき」が受理されるか注目されている。
べにふうきについては、農水省のホームページ上で研究レビューの報告書とガイドラインに基づく届出に係る資料の作成例を公開しており、抗アレルギー表示が受理されるか注目されている。
さらに農水省ではケルセチン配糖体を高含有する茶品種で、機能性表示を視野にエビデンスの取得を目指しており、今後、中小企業を中心に国の研究成果を活用する動きが広がりそうだ。