6割以上の企業が増収確保
「経営良好」は5割も、美容・シニア向けが市場けん引
健康産業新聞編集部が健康食品の受託加工・製造企業200社以上(有効回答80社)を対象に実施した調査で、2015年上半期(1~5月)は健康食品の受託加工・製造企業の約5割が良好と回答し、6割以上の企業が増収を達成したことがわかった。
上半期の健食受託企業の経営状況は「よかった」が45%で前年同期2ポイントの増加。
「非常によかった」も3%と昨年下半期の落ち込みから回復している実態が明らかになった。
前年の落ち込み要因となった消費税増税の影響も一段落。
新たに運用を開始した機能性表示食品制度への期待が高まる回答が多かった一方、制度活用のハードルの高さや市場の反応を懸念する声も寄せられた。
人気素材ランキングでは、植物発酵エキスが首位をキープ。回答企業からは、依然として受注に衰えは見られないという声が寄せられた。また、昨年の集計では圏外だったココナッツオイルが4位にランクイン。乳酸菌も大きく票を伸ばすなど、新たな傾向が見受けられた。