日本豆乳協会は先ごろ都内で2015年の活動報告会を行った。
冒頭挨拶に登壇した協会会長でキッコーマンソイフーズ㈱代表取締役社長の重山俊彦氏は、09年以降市場拡大が続く背景について、「健康意識が底辺を支える業界であり、売り場における存在感が増してきた」とし、これまで事務局主催で実施してきたレシピコンテストなどの広報活動で料理使用のウエイトが高まってきたことなどに言及。ここ数年の大きな変化として、「5 年前にはほとんど見られなかった傾向だが、ネット調査によるとユーザーの3 割が料理に使用する」「月1 回以上の飲用者が6 割となり、週6 回以上の継続飲用者が全体の2 割を占めるなど、ヘビーユーザーが育ってきた」点などを強調。
事務局長の吉澤兄一氏は、農水省「豆乳等生産量等調査」をもとに比較した国内豆乳生産量(今年1 月~ 3 月期)が、前年同期比14.3%増の28万キロリットルで、6 年連続で伸びるなど、豆乳市場が拡大している点に言及。全国の高校生を対象とする「第1回豆乳レシピ甲子園」や、一般参加型の「豆乳検定」開催、移動講座の活動実績など広報活動の推進が功を奏した。
次年度については、料理に使われるウエイトが高まっている点や、週6 回以上飲用する継続飲用者が2 割に上る点などを踏まえ、「家族で豆乳」を訴求していくことなどを紹介した。