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松浦薬業、漢方系新素材2品を上師

 松浦薬業㈱(名古屋市昭和区、052-883-5151)は、新素材『ケンポナシ』と『鶏血藤エキス末』を上市した。
 『ケンポナシ』は、ケンポナシという植物の果柄(植物の果実と枝をつなぐ柄の部分)の付いた果実で梨のような香り・甘味を有する。中国の薬物書には「嘔吐を止め、酒の毒を消す」と記され、薬としても長い歴史があるという。また韓国では、肝機能改善をうたえる韓国版トクホが多数流通する。機能性に関するエビデンスでは、国内外の研究発表でヒト悪酔防止効果、マウス・ラットアルコール性肝障害抑制作用、ヒト呼気中アルコール濃度低下作用、ラット血中エタノール濃度低下作用などが報告されている。同社ではエキスとエキス末をラインアップし、アルコール対応素材として提案を進めていく。
 『鶏血藤エキス末』は、中国南部の密林に自生する植物の蔓を原材料としたもの。蔓を切ると汁が流れ落ちるが、その汁が血のように赤いので鶏血藤と呼ばれるようになった。海外では血流改善作用や造血作用があることが報告されている。中国では医薬品のほか、薬膳素材として広く利用されているという。同社ではエキスパウダーにして、有用成分であるメジカルピン0.04mg/g以上で規格。“漢方系血流改善素材”として訴求する。

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