米国成人の3 人に1 人が肥満であることが、米疾病予防管理センター(CDC)がまとめた報告書で分かった。国民健康栄養調査のデータを分析した結果、2011年から2014年にかけて、成人の肥満率は36.5%、20歳未満の若年層の肥満率は17.0%となった。成人の年代別では、20~39歳が32.3%、40~59歳が40.2%、60歳以上が37.0%で、中年層が最も高かった。
若年層では2 ~ 5 歳が8.9%、6 ~11歳が17.5%、12~19歳が20.5%だった。人種別では、黒人系が4 8 . 1 % と最も高く、ヒスパニック系が42.5%、白人系が34.5%と続き、アジア系は11.7%で最も低かった。性別では、女性(38.3%)が男性(34.3%)を上回った。若年層では性差がほとんど見られなかった。
米国の健康指針「Healthy People 2020」では、肥満率30.5%を目標としているが、1999年から2014年にかけて肥満率は増加し続けており、依然高水準を保っていることが明白となった。
行政・業界ニュース
米国、成人の36%が肥満
行政・業界ニュース
- 24年上期 健食受託調査 139社が回答 54%が増収も、「経営良好」は31%に
- 機能性表示食品「食品表示基準」改正へ 新規関与成分、「慎重に確認」
- 通販協、23年通販利用の実態報告書 健康食品購入は14.6%で横ばい
- 機能性表示食品、サプリ形状の製造「GMP義務化を」 消費者庁検討会が報告書、3つの論点で提言
- 厚労省、プベルル酸の動物実験結果を公表
- 機能性表示食品の全点検 健康被害情報77件、因果関係「確実」はゼロ
- 関係閣僚会合 機能性表示食品で「今後の対応」 食品表示基準など改正へ GMP製造管理で立入検査も
- 健食利用者、8割が「ほとんど毎日摂取」3年以上のロングユーザーが約半数に 健食懇調査
- 「機能性表示食品」検討会 健康被害情報の扱い議論 医師診断の事例「報告義務化を」
- 23年度DgS販売額、9%増8.5兆円 「健康食品」8.5%増、約2,790億円で過去最高