アルコール・二日酔い・肝機能対策の代表格として、一大市場を形成するウコン。「ノンアルコール飲料の台頭」「若年層を中心とした飲酒人口の減少」「飲酒のライト化」を背景に伸び率が鈍化しているものの、累計10億本超えの販売実績を持つ『ウコンの力』(ハウスウェルネスフーズ)が6割シェアをキープするなか、サントリー食品インターナショナル、日本コカ・コーラ、ゼリア新薬、キリンビバレッジ、佐藤製薬など、大手各社が続々市場参入。
販売チャネルの拡大、(ドリンク製品の)高単価化を背景に、市場規模は350億円に到達した。
ロコモ対策で新市場開拓に期待
新たな切り口として、米国では主流となっているクルクミンでの抗炎症サプリメント(ロコモ対策)の開発が進展。
また、「肝臓」「血管」「筋肉」の3カテゴリーで機能性表示への届出を済ませた企業もあり、今後は、アルコール対策以外の分野での市場拡大も進みそうだ。