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コスメサイエンス、都内に新工場稼働

化粧品OEMメーカーの㈱コスメサイエンス(埼玉県朝霞市)は、本社機能および工場を今月5 日、東京都北区浮間(03-5948-7794)に移転した。新工場には製袋充填一貫式ブリックパウチラインを新設するほか、敷地内に大型倉庫を配備し、生産から保管・物流まで一貫体制を整備。投資金額は約14億円。今月中旬以降、新工場での本格生産を開始する。
本社・工場は延床面積3,330.68㎡の3 階建て、倉庫は延床面積3,608㎡の4 階建て。最大の特長は、日本初となるブリックパウチ充填ラインの配備だ。ブリックパウチは製袋から充填まで一貫して行えるボトル特性と軟包装の特性を融合した機能性に優れた容器。使用後にワンタッチで折り畳み廃棄できるサスティナブルな容器としても知られる。 従来の自立性シール機能付きフィルム容器の代替えとして、包材、製造、輸送の各コストの削減を実現できる。
同社は2013年7 月、東証一部上場のホッカンホールディングスの中核企業である北海製罐㈱の子会社となった。ホッカングループで国内最大の飲料充填企業の㈱日本キャンパックでは、かねてより容器・中身・充填・物流までを一貫サポートする「トータルパッケージシステム(TPS)」を提供してきた。コスメサイエンスでは今回、大型倉庫を新設したことで、30年以上の化粧品開発力に加え、ホッカングループのノウハウを活用し、化粧品OEM事業におけるTPSを実現したい考え。今後は商品開発の提案に加えて、容器・物流まで含めた新たな付加価値を提供していく。

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