統合医療

「先制医療」への挑戦がテーマ アスタリール® シンポに約700人

 「アスタリール®シンポジウム2016」が先月13日、都内で開かれ、「天然アスタキサンチンで先制医療に挑む!」をテーマに、アスタキサンチンの機能性に関する最新研究報告やパネルディスカッションなどが行われた。約700人が参加した。


 開会挨拶で登壇した京都府立医科大学学長の吉川敏一氏は、「医療コスト問題を解決する先制医療の鍵」としてアスタキサンチンの可能性に言及。「病気が起こるその前に先制攻撃をして病気を予防する、それがこれからのテーマ。頭の先から足の先まで、ほとんどの病気に非常にいい作用を及ぼすアスタキサンチンは、生活習慣病を予防し医療費を下げることが可能になるもの」とし、日本はもとより今後、世界中で課題となっていくであろう超高齢化社会で、健康長寿を実現する素材として期待を寄せた。
 続いて、京都府立医科大学消化器内科学准教授の内藤裕二氏を座長に、米国・ワシントン大学のケビン・コンレイ氏が「サルコペニア」をテーマに基調講演を行った。コンレイ氏は、40歳と65歳以上を比較して、筋肉量や筋力量が半分程度まで減少することを説明したうえで、高齢者でも適切な運動を行うことで筋肉・筋力の若返りや持久力の改善がみられることを報告。一方、運動が困難な人であればアスタキサンチン摂取のみでも、筋肉量・筋力量がアップすることが示唆されており、現在、運動とアスタキサンチン摂取を組み合わせることでの相乗効果も研究中。同氏は「被験者によって異なるが、試験の摂取量は 1 日 1 回約12mg。アスタキサンチンは炎症を抑える作用もあり、これまで以上に運動も可能になるはず。運動プラス、アスタキサンチンで、・・・
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