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ドイツで「小麦フリー食品」急成長 キヌア、チアシードなど人気に

 ドイツで小麦フリー食品の人気が高まっており、小麦の代わりにエンドウ豆や大豆、古代穀物の人気が高まっていることが、ミンテルの調査で分かった。


 ミンテルの報告によると、2015年の粉末市場における小麦フリー食品の割合は全体の23%と、前年の10%から 2 倍以上に成長したという。グルテンフリーなど、“○○フリー食品”の人気が高まっていることに加え、小麦粉に比べ、高タンパクかつ低炭水化物であることから、ダイエットにも効果的であるとの考えが広まっていることが背景にある。
 小麦の代替物として、レンティル、エンドウ豆、大豆といったマメ科植物由来の粉末に人気が集まっているほか、雑穀、キヌア、ソバ、テフといった古代穀物も伸長している。特にパン分野では、2011年に全体の 6 %であったのに対し、2015年には 9 %に伸長。2013年から2015年にかけて、キヌアやチアシードを配合した製品が 5 倍以上、ソバや雑穀を配合した製品が2倍以上に急増したという。
 特に若年層で人気が高まっており、25~34歳のうち、過去 6ヵ月以内にグルテンフリーのパンを食べた人は全体の10%を占め、そのうちグルテンフリーダイエットを実践している人は 7 %。さらに16~24歳では11%に上ることが分かった。
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