乳酸菌の機能性は、整腸作用を中心に抗アレルギー作用も広く知られている。研究結果も数多くあり、現在は免疫系などにおいて研究が進められている。消費者は乳酸菌食品に対し、馴染み深い安全な食品というイメージを持っており、これが健食市場において乳酸菌関連商品の人気安定につながっていると考えられる。カゴメが昨年2月に発売した『植物性乳酸菌ラブレ』のヒットは、一般消費者が乳酸菌に再注目するきっかけを作った。業界内では同品の発売後、原料・末端製品の両面で売り上げ増につながったという声が多い。機能性については、歯周病や糖尿病への研究結果も発表されており、その多様性に注目が集まっている。