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健食が都民に浸透、3人に2人が利用

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摂食者の7割が効果実感

 都民の3人に2人が最近1年間に保健機能食品を含む健康食品を利用していたことが、東京都が先月29日に発表した調査結果でわかった。利用者の7割は何らかの効果を実感。購入時、9割が効果効能に関する情報を重視している。機能性表示食品の利用実態も調査、調査時点で商品上市から半年ほどだが、12%に摂取経験があり、「たぶん利用した」を含めると44%に上った。



機能性表示食品、利用率結構高い?「たぶん利用した」含め44%が摂取

 調査は今年 1 月、都内在住の18~74歳男女を対象にインターネットで実施。予備調査で6,427人、本調査で1,266人から回答を得た。また健食摂取者を対象としたグループインタビューを行った。予備調査で用語の意味を聞いたところ、具体的内容を知っているのは、特保が24.3%、栄養機能食品が14.5%、機能性表示食品が13.1%、保健機能食品以外の健康食品が11.8%。
 保健機能食品を含む健康食品の最近 1 年間の利用(摂取)状況を聞いたところ、「利用した」「たぶん利用した」の合計は66.4%。機能性表示食品は、「利用した」(12.4%)と「たぶん利用した」(32.0%)の合計は44.4%だった。ただし認知度調査でも「名前を聞いたことがある程度」がいずれも多数派であることを踏まえると、カテゴリーを取り違えて「たぶん利用した」と回答している可能性も考えられる。
 最近 1 年間に健康食品を利用した4,268人にその剤型を聞いた結果、錠剤やカプセルなどサプリメント剤型が64.4%、それ以外の飲料や菓子などの剤型が48.8%だった。健食摂取者のうち商品名を記憶していた2,866人の利用頻度は、「概ね毎日利用」が47.5%、「週に数日程度」が15.9%、「思いついたとき」が21.2%などとなり、6 割強が週に複数回摂取していた。
 スクリーニングを踏まえて行った本調査では、①同居する中学生以下の子どもが健康食品を利用している(したことがある)、②健食摂取頻度が「概ね毎日」「週に数日」―― の 2 条件に該当する1,266人を対象に実施。購入先は約半数がドラッグストアと答えた。購入時のポイントを調べたところ、「とても重視する」と「重視する」の合計は、「効能・効果に関する情報」が88.9%で最も高く、「価格」が85.8%でこれに続く。「認証マーク等」は56.1%。「機能性表示食品であること」は45.9%だった。
 利用している健康食品の満足度は、「大いに満足」(3.9%)と「満足」(48.2%)の合計は52.1%。「非常に効果を感じている」(8.4%)と「少しは効果を感じている」(61.8%)の合計は70.2%に上った。
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