健康と食品懇話会は先月27日、2006年度事業として検討を進めてきた「健康食品の安全性自主基準」の最終案を日本健康科学学会主催の公開シンポジウム(関連記事2面)で明らかにした。自主基準の策定は、厚生労働省新開発食品保健対策室からの働きかけが発端。05年2月に施行された新トクホ制度では健康食品が積み残しとなり、健康食品の安全性確保が食品行政上の最重要課題となっている。健食懇では、08年度に予定されている食品衛生法の見直しを前に、業界の自主的な取り組みとして、安全性確保に向けた事業を加速させる。一方、厚労省では、4月に発足させる「健康食品の安全性確保に関する検討会」で、今回の自主基準を叩き台とする意向を示唆。自主基準案は4月の総会で正式決定、07年度中の運用開始を目指すが、他の主要業界団体とのすり合わせ作業の中で、業界全体として基準案をどう共有化していくかという課題も残されている。
健康産業オンライン
健康食品の安全性ガイドライン作成 4月に正式決定、08年食衛法改正視野に
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