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【特集】グルコサミン 新ステージの鍵は「機能性表示」「スポーツ分野」「食品利用」


成熟市場、国内流通量1,300t台を堅持

 成長路線から成熟期に入ったグルコサミン市場。国内流通量は前年比と変わらず1,300~1,350t前後と推測される。原料サプライヤーは、更なる品質向上・管理体制の構築に力を注ぐほか、原料スペックのラインアップ拡充、機能性データの蓄積などを進める。ヒアルロン酸生成促進作用を有するN-アセチルグルコサミンは取り扱い事業者が増え提案が活発だ。最終製品では、関節および肌対応の機能性表示食品が登場。また、グルコサミン製品の増加に伴う競争激化が進むなか、スポーツ分野に照準を合わせた製品開発や、中高年女性の獲得を睨んだ販売プロモーション、手軽に摂取できる一般食品の投入など、新たな顧客獲得に向けた活動がみられる。


 関節対応素材として抜群の認知を誇る「グルコサミン」。その優れた体感性から高齢者に高い支持を受けている。本紙が全国の健食受託加工・製造事業者に実施している定期調査でも、グルコサミンは人気受注素材の上位にランクインする定番素材だ。
 一方、市場はこれまでの右肩あがりの成長路線から成熟期に突入。原料サプライヤー各社への取材から国内流通量を算出すると1,300~1,350t前後と前回調査と比較してほぼ横ばいの結果となった。背景には、①グルコサミン以外の関節対応素材の台頭、②店販、通販ともにグルコサミン製品が定番アイテムになり、製品採用が一巡したこと、③大手販売メーカーを中心にブランド製品が増え、製品淘汰が始まっている ―― ことなどが挙げられる。
 とはいえ、原料サプライヤー各社からは「体感性が高いので、安定した受注量が見込める」「超高齢化、肥満問題などの背景からも急激に市場が落ちることはな・・・
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原料サプライヤー各社 原料種類・品質体制・エビデンスで差別化
機能性表示食品、続々登場 新市場開拓も進む





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