希少性を持った柑橘素材
柑橘素材がブームの兆しをみせている。すでにβ-クリプトキサンチンやヘスペリジンを関与成分とした加工品や生鮮食品が機能性表示食品として受理され市場をにぎわせたが、ブラッドオレンジという希少性をもった柑橘素材が後に控えている。ブラッドオレンジは今期に入って大手飲料メーカーがペットボトル飲料を市場投入し3,000万本を超える出荷を記録したことなどもあって、消費者への浸透が進む旬の果物だ。一方、健食市場で用いる抽出エキスは夏場向けの肌やダイエット食品で開発が進んでおり、年内にも研究レビューの精査を完了する企業も登場する見通しとなっている。
今年に入ってえひめ飲料や伊藤園といった飲料メーカーが柑橘由来のβ-クリプトキサンチンや、ヘスペリジンを関与成分とした清涼飲料を「骨」や「中性脂肪」を訴求する機能性表示食品として発売した。今後はそれに続き、高い抗酸化力や紫外線保護、ダイエット用途などが期待される多機能なオレンジ系素材の台頭が進みそうだ。豊富なエビデンスから次なる新制度対応素材としても有力視されているブラッドオレンジは、すでに数社のサプライヤーが制度対応を視野に入れた研究レビューの精査を行っている。
ブラッドオレンジは原産のイタリアやスペインといった地中海地方では長きにわたる喫食経験があり、果肉は独特のバイオレッドの赤みを呈している。深い赤・・・
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