行政担当官セミナー等、状況占う試金石
6月21日から3日間、『中国国際健康&栄養保健品展(HNC)』が上海で開かれる。今年、中国版FDAである国家食品薬品監督管理局(CFDA)は規制緩和を発表。手続き透明化への期待感が高まる。行政担当者や専門家、業界関係者らの集まる『HNC2016』は、貴重な情報収集の場となることは間違いない。
『HNC2016』は、UBMと中国医薬保健品輸出入商会(CCCMHPIE)、および中国商務省外貿発展事務局が共催する展示会で、3,500社以上が出展、同時開催の『CPhIChina』や『Fi Asia-China』など含めて 6 万4 ,000人の来場を見込む。
CFDAが最近発表した健食・サプリ市場の一部規制緩和は、海外企業の可能性を広げるものとして、国際的に業界の大きな関心を呼んでいる。『HNC2016』ではCFDA担当官を招いたセミナーも予定されており、最新情報をつかむための絶好の機会となる。
日本からは、青粒、バイオエステート、太洋物産、ビーエイチエヌの 4 社が出展。規制緩和に合わせた素早い動きが注目される。今回初出展のバイオエステート担当者は、「国内の展示会で中国からの反応が多かった。現地の情報収集に加え、パートナーを見つけることができれば」と期待を寄せる。また青粒担当者は、「HNCには初出展。加工食レベルでも制度は複雑で、しっかりした相手と組めれば」と話している。同社は香港などでも展示会に出展する。
今回の規制緩和では、ビタミン・ミネラルを成分とする「栄養機能食品」について、手続きが大幅に簡素化されており、海外企業にとっては手続き透明化への期待も高まる。その一方で、「今年になって罰則を科されたところもある」など、まだまだ先行きは予断を許さない。
昨年に続き出展の太洋物産担当者によ・・・
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