「プロテイン」・「プロバイオティクス」伸長

　本紙では、米国最大規模の自然・健康食品総合展示会「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト」および州内の店舗などを巡る視察ツアーを実施した。今回は同展示会で見られた米国のサプリメント市場の最新動向を報告する。

　米国サプリメント市場は、成長率鈍化が見られるものの、右肩上がりを続けている。要因としては、「骨・筋肉」「睡眠」「脳機能改善」「免疫サポート」などを訴求ポイントに、多彩な商品が登場しているほか、ハーブ系サプリメントの人気の高まりが挙げられるという。
　3 月に開催された『ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト』では、「睡眠」、「骨・筋肉」などを訴求した商品が多数出品された。「睡眠」では、「メラトニン」を配合した商品が引き続き人気を博した。錠剤、カプセルのほか、加工食品にも使用され、飴や飲料など多様な剤形の商品が紹介された。
　大きく伸長している素材としては、「プロテイン」、「プロバイオティクス」が挙げられる。プロテインでは、植物性由来の素材を使用した商品が多く出品され、大豆、PEA（エンドウ豆）を始めとする豆やライス、セサミ、ヘンプ ――など、様々な種類の素材が見られた。プロテイン好調の要因は、ニュートリションバー、飲料など加工食品への応用が進むなど、スポーツ向けだけでなく、一般の消費者にも受け入れられていることが挙げられる。プロバイオティクスでは、腸内環境改善に興味を持つ消費者が増加傾向にあるといい、展示会でも数多くの・・・
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