特集

【特集:DHA・EPA(オメガ3)】今後も増加傾向で市場拡大の兆し


機能性表示食品”中性脂肪の低下”、”記憶力の情報をサポート”で28品に

 機能性素材のなかでも群を抜いてエビデンス数が豊富なDHA・EPA。機能性表示食品がスタートし、その実力通り”中性脂肪低減”、”記憶力のサポート”をテーマに28品の商品が受理した(4月28日現在)。食品形態もバラエティに富んでおり、サプリメントはもちろん、ソーセージ、缶詰、レトルトスープに至るまで、幅広い商品の機能性表示食品が誕生する。ここ数年DHA・EPAの市場は拡大基調で推移しているが、機能性表示食品制度を弾みにさらなる拡大の兆しをみせている。DHA・EPA関する研究では、抗炎症、アイケア、血圧降下やインフルエンザに対する有効性なども見出されてれおり、あらたな訴求テーマも広がりつつある。



機能性表示食品続々登場
中性脂肪と脳がターゲット

 昨年よりスタートした機能性表示食品制度。受理品は300を突破し、届出企業が後を絶たない状況となっている。なかでも、DHA・EPAを配合した受理商品は全体の約 1 割を占め、今後も同カテゴリーの届出が活発化すると予想されている。
 企業別でみるとマルハニチロの11品を筆頭に、日本水産の 9 品、次いで大塚製薬やアサヒフードアンドヘルスケアがサプリメントで受理している。特徴的なのは、配合している食品形態が多様な点。対象成分が魚油由来のDHA・EPAということもあり、一般加工食品との親和性が高く、魚肉ソーセージ、缶詰のほか、日本水産はレトルトスープに配合するなど、サプリメント以外での届出が増加している。日本水産ではすでに冷凍食品でも届出を済ませており、DHA・EPA配合の機能性表示食品は今後さらにバリエーションが広がりそうだ。

機能表示のステマティックレビュー
「健常者対象」で一部混乱も

 当初、DHA・EPAは数ある機能性素材のなかでも抜群の論文数を誇るとして、表示制度においても主力素材として注目されてきた。実際、PubMed検索では中性脂肪関連、心臓機能関連、抗炎症関連などRCT論文が2500以上も確認できるほど。国内では、ニッスイの『イマークS』をはじ・・・
(詳しくは5/4発行・第1595号で) 購読案内





毎号平均60ページの圧倒的情報量で業界を牽引する「健康産業新聞」
ウェブ上では一部の紹介のみです。紙面には業界人必見の記事が満載。
信頼のオピニオンリーダー「健康産業新聞」をご購読ください。

毎月第1週、第3週水曜日発行 
年間購読料21,600円(税込)
(1666円/月)


行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP