「加工食品」サプリ上回る
昨年4月スタートした機能性表示食品制度が1周年を迎え、初年度の受理件数は107社・304品となった(4月27日公表分まで)。最も早い商品の発売は昨年6月12日で、市場形成は1年に満たないが、売上高30億円クラスのサプリも誕生している。一般加工食品にも“機能性表示”が浸透してきた。周辺産業にも好影響をもたらし、受託製造企業の受注増、受託試験企業への依頼増、SR付き原料を保有するサプライヤーへの引き合いにつながっている。「売れるかどうかは結局プロモーション次第」との声も聞かれるが、少なくとも制度の導入によって市場環境や企業戦略に変化が生じたことは間違いなさそうだ。
表示は「脂肪対応」断トツ
消費者庁は先月27日、機能性表示食品として 3 月31日付で受理した商品の情報を公表。その後 1 品が届出撤回され、受理件数は107社・304品となった。
機能性表示を編集部判断で分類したところ、体脂肪などの脂肪対応が85品でダントツ。ブルーベリーやルテインなどの「アイケア」が29品で 2 位につけた。
剤型別では、「その他加工食品」が52%で、「サプリメント」の47%を上回る状況。「その他加工食品」は飲料が最も多く、青汁やスムージー、ヨーグルト、米、チョコレート、ラクトアイス、缶詰、マヨネーズなども受理されている。サプリメーカー以外もこの制度に目をつけている実態が浮き彫りになっている。
特保との併存状況続く
機能性表示食品の受理企業数は初年度で早くも100社を突破した。四半世紀の歴史を持つ特保の許可取得企業は約200社と・・・
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