通関量前年割れも、国内堅 通関量前年割れも、国内堅調
欧米市場開拓へ、各社注 欧米市場開拓へ、各社注力
財務省は先月30日、輸入通関統計の速報値を発表した。それによると、インドネシアからの輸入分に計上された飼料や添加物を除き、06年通年のクロレラ輸入量は推計875t。韓国特需の余韻を残し、1287tを輸入した05年から30%減となった。輸出統計からみて、日本経由の韓国出荷量が前年の40%程度で推移したことが大きな要因だ。一方、国内のクロレラ流通量は600tを堅持、輸出に関しては欧米、東南アジアへの出荷が順調に推移している。国内では、DHAクロレラ、酵素分解クロレラなど、新素材開発が活発化。また、東北大学大学院・宮沢陽夫教授がクロレラの新知見を解明するなど、市場再生に向け、明るいニュースも出始めている。