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【特集】注目のキノコ素材 キノコ健食、市場再興に光

 健康食品業界では様々なキノコを原料としたサプリメントが流通している。専業メーカー各社では、従来の免疫賦活効果に加え、排卵障害の改善、肝機能サポート、認知機能の向上など市場性の高い研究データを蓄積、臨床現場で結果を出すことで、市場再興に向けた取り組みを進めている。さらに近年は、国産キノコの優れた品質が海外企業にも評価されている。アガリクス・ショック以降、なかなか再浮上のきっかけを掴めずにきたキノコ健食市場に、少しずつ光が見え始めている。



キノコ健食、底堅いマーケットを構築

 キノコには、薬効を持つ品種が多く、古来より漢方薬などとして利用されてきた。キノコ類の多くは、β-グルカンなど機能性成分を含有し、これまでに免疫賦活、脳機能改善、血糖値降下、抗アレルギー、抗疲労作用など様々な機能が知られ、代替医療を実践する医療機関や動物病院、漢方薬局ルートなどで流通してきた。ただ、2006年のアグリクス・ショックを機に下火となって以降、国内のキノコ市場は、なかなか再浮上のきっかけを掴めずにいる。それでも底堅いマーケットを構築しながら、専業メーカーは粛々と研究データの構築を進めており、市場再興の機会をうかがっている。
 サン・メディカでは、主力のマイタケ標準化エキス『D - フラクション』が医家向けルートで堅調に推移。マイタケ由来のグリコプロテイン『グリスリン』で、排卵障害の改善効果を確認、不妊治療クリニックなどで引き合いが増加している。さらにヤマブシタケ由来の『アミセノン』で、軽度認知機能障害や統合失調症の改善に有効性を示唆するデータも取得。なかでも認知機能サポートや睡眠の質向上・・・
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企業動向

「販促が実を結び、近年はインドネシア、タイへの販売量が増えている」
(日産化学工業)


中国保健食品の認証取得に向け、先頃CFDAの求める全ての試験をクリア
(モノリス)


産学連携でベニクスノキタケに含まれるトリテルペン類に関する基礎実験や臨床試験を実施
(ヘルシーライフ)


東京農業大学と「放射性セシウムの霊芝子実体への移行に関する分析」をテーマに共同研究を実施
(日本霊芝協議会)


不安や睡眠問題の改善を確認、国際個別化医療学会誌「Personalized MedicineUniverse」に掲載
(サン・メディカ)

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