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【特集】鮫肝油 アフリカ・東南アジアなど、新漁場の確保進む


伝統マリーン素材・鮫肝油

 伝統マリーン素材・鮫肝油。健康食品として30年以上の歴史をもち、高齢者を中心に安定した市場を形成する。「免疫サポート」を基軸に、「抗メタボ」「内外美容」といった切り口で新たな顧客層開拓も進む。また、鮫肝油もインバンウンド需要の波が押し寄せておてり、市場の活性につながっている。一方、ここ数年、世界的な資源保護の流れなどから鮫の漁獲量が減少。供給面における不安定な時期もあったが、原料サプライヤーによる新規漁場の開拓が進み、安定供給体制の環境が整いつつある。


 水深300~1,000mの深海で光が届かず酸素も少ない環境下に生息する深海鮫の肝臓にはスクワレンをはじめさまざまな有用成分が含まれている。もともと、深海鮫の肝油に含まれるスクワレンを発見したのは日本人で、今から100年以上前の1906年に辻本満丸氏によって発見、命名された。その後、酸化・変質しやすい性質をもつスクワレンに水素を添加すると分子構造が安定し、完全な飽和オイル(スクワラン)になることがわかり、化粧品のベースオイルとして広く使用されるようになった。
 鮫肝油はその大半を海外から調達している。昨年の輸入量は約1,300t。スペインをはじめ欧州での漁獲規制などから数年前は1,000tを下回ることもあったが、アフリカ、東南アジアなど原料サプライヤーによる新たな漁場の開拓が実を結び、一昨年、昨年と1,000t台を維持している。
 また、中国では鮫肝油の知名度が高くインバンド需要も市場にとっては追い風・・・
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